◆ 働きたくないのになぜプライベートの時間を削って転職活動なんてしないといけないんだ!
◆ (一部追記してます)

今年のはじめから受けてたところも全部終わりました
疲れたし続きは暖かくなってからでいいかなーってところです

プログラムとかと違って技術的な話じゃないので これまではおまけくらいでメインとして書いてなかったですが たまにはこれ系の話で 1 記事書いてみます
個人的なメモも兼ねて ですがさすが会社名出すのはあれなのでそういう会社もあった程度の話です
系統としては 受けてるのはすべてウェブ系のサービスをやってる会社です
SIer とか SES とかメーカー系は一切受けてないので その辺の参考にはならないと思います

年度末は微妙?

タイミングとして年度末ってどうなんでしょうね
企業は年度単位で採用予算や採用人数を決めてると聞きます
年度末ってすでに採用が終わってたり 残っていても枠が 1 人だけで難易度が上がったりしてるんじゃないかと思いました

候補が 2 人いてどちらもとも問題なければ両方取ればいいじゃんと思うのですがそうはいかないとか
小さいところマイナーどころだと良い人が複数来るなんて珍しいので例外的に多く取るとかあっても 大きいところメジャーどころだと頻繁に人が来るし予算を柔軟にころころと変えられないから難しいとか

私が落ちた理由でもそういうのがありました
具体的にどこが悪いとかなかったけどもうひとりの方がハイスペックだったとか

年度の最初の方だと まだ余裕がある分 NG なところがなければ通る可能性があるのかなと思います
最初に予算全部使うとかできないけど 後からそれより良い人が来る保証もないですし 年度末よりゆるいんじゃないかと思います

ただ年度の区切りって会社ごとに違います
大きいところは 4 月が多いそうですが 小さいところはそうでもないです
今いるところだって 4 月じゃないですし

固定残業代

この制度は良くないからホワイトな企業はなくしてる方向だ みたいなのを数年前に聞いた気がします
だからあまりないのかなと思ったけど普通にありました
受けた範囲に限れば 裁量労働制と合わせて何もないほうが少なかった気がします

驚きだったのは 10 や 20 時間じゃなくて 40 時間などかなりの多めの時間が設定されてたことです
ブラックすぎ?と思ったのですが 聞いてみたら残業時間計算や給与計算とか面倒だかららしいです
絶対超えない程度に多めに設定しておいて 給料は常に固定できたほうが余計な事務作業を減らせるそうです
確かに合理的です

聞いてみると実際の残業時間は 10 時間とか 20 時間以内だとか
でもそれ正しいのでしょうか?

ちゃんと管理するのが面倒だって言ってるくらいですし その実残業時間が正確なのか不明です
正確につけても残業代が増えるわけじゃないんだから結構適当にやってると思います
例えば退勤をポチッと押したタイミングでメールが届いて 中身を見たらすぐできそうだからそのまま作業とかあると思うんですよね
それで終わったら 1 時間経ってたとしても わざわざ退勤時間変更の申請を出したりしないと思います
申請を出すのは面倒ですし それで残業代が出るわけでもないです
また承認する人にも手間がいきます
実際そういうのは見るし自分も割とそのタイプだったりします
で そうやって出てきた数値で実際には 20 時間以内ですよー とか言われてもそれ正しいの?ってことです

また常に 40 時間近くも固定残業代があったらお給料がすごく高そうと思ったけど年間で 400 万台とか 500 万台とかでした
40 時間でこれは多いのでしょうか?

月給 30 万円で 月の通常の労働時間を 160 時間 (20 日 x 8 時間) とすると
時給換算 1,875 円 (30 万円 ÷ 160 時間)
40 時間の残業で 93,750 円 (1,875 円 x 40 時間 x 1.25)
残業代込みの月給は 393,750 円 (30 万円 + 93,750 円)
12 ヶ月で 4,725,000 円 (393,750 円 x 12 ヶ月)

この計算をいくつかのパターンですると

月給
(固定残業代含まない)
時給
(固定残業代含まない)
月給
(固定残業代)
月給
(固定残業代含む)
年収
(固定残業含む)
200,0001,25062,500262,5003,150,000
250,0001,562.578,125328,1253,937,500
300,0001,87593,750393,7504,725,000
350,0002,187.5109,375459,3755,512,500
400,0002,500125,000525,0006,300,000

そこまで高いわけじゃないようです
ただ追加の残業代が発生しないなら基本給の数字が高い低いは特に意味ないと思うので年収の数値だけで考えていいのかもしれません

コミュニケーションツール

いくつかの企業に話を聞いた限りではコミュニケーションツールは Slack が多かったです
Slack だけじゃなくて他に Meet や Teams や Discord なども併用してるようです
Slack だけでも音声・映像・画面を共有してチャットできたはずですが これを使ってるのはあまり聞かなかったです
珍しいですが Chatwork を使ってるところも少しありました

また趣味チャンネルが存在して 業務以外の趣味について話せる場所があるそうです
業務用のチャンネルより趣味チャンネルの方が多く活発と言ってるところもあったりでした
業務用チャンネルしか存在しないせず自由にチャンネルを作るなんてできない今の会社では考えられないです

リモートワークメインだとそれくらいコミュニケーション重視してるのはよいのかもしれませんね
仕事以外で他人と関わりないと本当に人と関わることなくなりますし

エージェントっていいの?

使ったり使ってなかったりですが 結局使うほうがいいのか判断できてません
一般的に言われるエージェントのメリットは 面接対策や年収の交渉や直接企業と連絡しなくていいところや落ちた原因を聞けるところです

エージェント次第なところはあると思いますが 面接対策と言っても簡単な傾向やこういうことに注意してみたいなメッセージが届くくらいでした
通話や Zoom 的なもので個別に話があるとかはなかったです
内容も無難な感じでどこにでも言えそうなものでした
中には URL を出してくれてここ見ておくといいですよ というのもありましたがあまり更新されてないようでリンクが切れてることもあったりです

また選考の際に提出物がある系だと間に 1 つ通すことになるのでそこで追加の面倒ごとがあったりです

給料交渉については 私はそこまで行ってないのですが事前説明を聞いた限りは 2 つ以上内定が同時に取れたときに他企業はいくら出してますよーとか言うことで上げてもらえる可能性があるということでした
同じタイミングで 2 つ以上内定が取れるならいいのかもですが 通過率的にそういうことはあまりなさそうですし 個人的には期待はしてない要素です

直接企業と連絡しなくていいのは良いところですが エージェントの人とはいえ適当なメッセージを返すのはどうかと思うので 結局企業と直接やりとりするときと同程度に丁寧な文章を書いていてあまりメリットを感じられなかったです
メールのやり取りがすごく苦手なら助かるかもですが 普段から社外の人とメールで連絡することがあるようならここはあまりメリットにならないと思います
ビジネスメールってテンプレコピペして一部置き換えるだけですし
そこよりも前日連絡とか 提出物の催促とかはあるのでスケジュール管理が苦手な人なら便利なのかもしれません

落ちた原因についても 最初の頃は気になってましたが 途中からは別にどうでもいいかなと思って聞いてもあっそうくらいになりました
技術不足と言われても 社風が合わないと言われても 他の人のほうがハイスペックと言われても 落ちた事実しかないので別にどうでもいいかなという感想です
そこを克服して同じ会社にリベンジするとかならともかく落ちたところは基本的にもう受ける気ないですし

逆にデメリットは企業側に費用が発生するので 直接応募より優先度下がるところでしょうか
同じくらいの人が 2 人いたとして 片方が直接応募でもう片方がエージェント経由だと 直接応募の人を選ぶ方が安く済みますし そういう点はデメリットです

またエージェントもお金を稼ぐことが目的なので 転職希望者にはエージェント的に都合がいい企業へ転職してもらいたいわけです
そのために転職希望者の希望どおりに行かないこともあったりするという話は聞きます
対応の優先度的にも いいところがあれば転職するくらいの気持ちで条件を色々つけてる人より どこでもいいので早く就職したいという人の方が優先されてそうです
面接時に企業から指定された日付までに結果連絡が来なくて こっちからエージェントに連絡して結果を教えてくれたこともありました

試験

求人を見てると SPI の試験と書かれてるのもありましたが 私が書類選考を通ったところではそれはなく技術的な試験が面接内で行われるところが多かったです
その場でコードを書いたり コードは書かなくてもディスカッションみたいな感じでどう実装するかなどの話をしたりです
コードを書くのは良かったですが 口頭で話すだけというのは苦手でした
個人的には基本画面上にコードや文字や図形等で書いて視覚的に見て考えることが多いので 話聞いただけで言葉でどうするかを伝えるのって難しいです

あと paiza を使うケースもありました
求人自体は paiza にないのに 試験のみで paiza を使うことになりました
paiza のアカウントの情報を使ってくれればいいのに そうはいかず専用の問題を解く必要がありました

面接官

業界的なものもあるのか 面接を担当してくれる人は若い人が多めでした
ほとんどの人は 30 代で 40 代の人もいるかなくらいです
50 代以上の人はほぼ見ることがなかったです
中には 20 代の人もいました
新卒で入って 3 ~ 5 年くらいという話でした
その年齢でそこまでのことをしてるのは大変そうだなとも思いました

若い人だと面接する時すごく丁寧なんですよね
私のほうが年上というわけでもないのですけど
稀にいる年齢高めの人は 圧迫というほどではないですが 態度が偉そうでした
偉そうというよりはダルそうで疲れてそうで興味なさげという方が近いかもしれません

そういうこともあってか 面接中は雰囲気良さげでうまくできたなーとか思うのに結果落ちて え?そんな悪かった??ってなります

あと 面接官側が丁寧に自己紹介してくれるケースが多かったです
なので おおよその年齢や新卒で入ったのか中途で入ったのかなどがわかりました
最初の頃は面接する側がそんなに自己紹介するんだという驚きでした
名前と所属してる部署とポジションくらいで十分だと思いますが 社内での経歴みたいなことまで言ってくれる人もいたりです

こっちからの質問のしやすさに繋がりますし ありがたくはありますが 面接のたびにこれやってる面接官の人は大変だなぁと思いました

逆質問

ほとんどの企業で思った以上にこちらからの質問時間を取ってくれました
嬉しくはあるものの長いと結構困るんですよね
何を聞けばいいのかわからないです

だいたいのことは求人に書かれてますし 確認の意味でリモートワークはどんな感じかや 社内の雰囲気はどんな感じかや 使う技術はどんな感じかを聞いてみたりしますが まぁそんなものだろうなくらいな内容ですし 具体的なことは配属先次第となって曖昧なままです
そして時間は余ってるんですよね

カジュアル面談なしだと 1 次面接時点で色々聞くことはありますが それ以降はこれと言ってなくなってきます
基本企業側も不都合なことは言わないでしょうし 質問を色々しても入ってみないとわからないことがほとんどだと思います

そんななので特にエンジニア以外の人 例えば社長みたいなのが出てきたとしても別に聞きたいことはないですし困ります

ハードル高い

転職活動者が多いことや知名度のある企業ということもありますが 内定のハードルがとても高いように感じます
内定を出しても他の企業と比較して入らないことも多いし 業界的に入社しても数年で辞める人が多いのに 入るときは定年まで働くことを前提とするような厳しさです
ほとんどの企業は試用期間というのを設けてるのですし もっと気軽に採用して実務で合う合わないの判断の方がいいと思うのですけどね

そういうのがいいなら企業に所属するのじゃなくてフリーの方がいいのでしょうか
ただそうなるとコミュ力がかなり必要になりそうですし 会社側でやってくれる事務的な色々なことを個人でやらないといけなくなって面倒なのであまりそういうのはやりたくないんですよね

転職間隔

ネットで見る話で 5 年近く同じところで働いていたら 長いねって言われるみたいのがあります
これは事実でした
何度か今のところ長いんだね みたいな話がありました
企業というよりエージェントの人からの方が多かった気がしますけど
企業が言ってると そこは数年で辞める人が多かったり そういう人がよく入ってきてる会社ってことが察せますね

良く捉えれば入れ替わりが多くてもなんとかなる環境が整ってると言えます
属人化が酷いところよりはマシでしょうか
あと自分がやめることになるときも面倒ごとが少なそうです

逆にそんなにすぐに人がやめるのってなにか問題あるようにも思えます
定年までずっとレベルはなくても 5 ~ 10 年くらいはよくあるうちかなと思うのですけどね

退職金

退職金なんて あまり気にしたことなかったのですが 求人を見てたときに偶然「なし」と書かれてるのを見かけました
なしが基本なのかなと他も見てると なしが多かったです

業界的に若い人ばかりで定年近いような人がいない上に定年までずっと転職せず残る人がほぼいないことが前提になってるのかもですね
5 年くらいで転職していく人に退職金を出さないようにするためというのもあるのかもしれません

リファラル採用

カジュアル面談で話を聞いてたとき リファラル採用にも力を入れてると言ってた企業がありました
最初聞いたときはリファラル?なにそれ って状態でしたが 社員が知り合いを推薦して選考を受けるものみたいです
社員が知ってる人で推薦してくるなら技術力や人柄に問題なさそうと判断できそうですし 効率の良い採用活動ができそうです
たしかに力を入れるのはわかります

ですが それをされると人脈のない人にとってはよりハードルが上がるんですよね
社外に知り合いがいる人ってそんないるものなんでしょうか
その界隈の人ならともかく 全くの別業界や IT 系でも違う系統のところからウェブ系に行ってみたいという人にとっては厳しくなります

リファレンスチェック

似た名前のものにリファレンスチェックというのもありました
こっちは 今勤めてる会社や以前勤めてた会社の人に連絡して仕事ぶりはどうだったかとか聞かれるそうです
転職活動中の職務経歴書や面接での会話は嘘つき放題ですから信ぴょう性の確認をするようですね

大きい会社やそういった会社の子会社ではリファレンスチェックを導入してるところが多いようでした
中小規模の会社だと見かけなかったです

個人的にはそういうのは嫌だったのでこれがある会社は受けなかったです
これがうまくいくのって転職者が多くてそれをポジティブに捉えてるような会社で働いている人だけに思うんです

まず現職のところに連絡される場合 転職活動してることが会社にバレます
転職にオープンな会社でもなければ普通は隠して転職活動をして 内定後に伝えると思います
転職活動をしてるとなると近いうちにやめるだろうという扱いになって すぐに転職できなかった場合にデメリットが大きいです
転職が 1 回目の場合は現職しかないので避けられません

2 回目以降でも転職者が多いところだと 過去にいた会社に自分のことを知ってる人がまだいるとは限らないです
プライベートで連絡するほど個人的に仲が良い人でもなければ やめた会社の人と連絡ってしないですよね
そもそも会社内の連絡手段でしか連絡先知らないとかありますし

また転職にポジティブな会社でなければ 転職していった人のイメージは基本良くないと思います
残された人にしわ寄せが来るわけですし 人手不足な会社なら特にです
リファレンスチェックが来たとして ポジティブな回答をしてくれるのでしょうか
やめた理由が人間関係にある場合 あることないことを言うような性格の悪い人の可能性もありますよね

それと関係して 現職へのリファレンスチェックでも 今いる会社の人としては急にやめられても困るのでやめて欲しくないはずです
転職しないでほしいわけなので 防ぐためにリファレンスチェックで悪い評価を伝える可能性はありえます
上司ポジションの人にとっても やめられると自身の評価が下がるわけなので そういう評価制度になってれば仕方ないのかなって気はします
どちらかというと 転職にオープンな会社でないと不利でしかないリファレンスチェックなんて制度のほうが悪いと思います

初転職でこの制度がある会社に行くとなると 事前にやめることを伝えて時間をかけてタイミングも選んで円満退職してから転職活動をすることになるのかなと思ってます
その退職時期に合わせて転職活動もするでしょうけど そんなタイミングよく受かるなんてまずないでしょうし 働いてない状態で数ヶ月転職活動は考えたほうがいいのかもと思いますね

社風

転職したいと思った理由が 今の仕事が退屈だし面白くないしストレス溜まるしといった感じです
どうせ 8 時間働くなら楽しい方がいいかなと思って ウェブ関係好きだし面白そうなウェブサービスを作ってる会社に行きたいなくらいな感じです

だったのですが 冷静に見てみると この系統の会社って社風的に自分にあってないような気もしてます
PC いじってばかりで さらにプログラムを書いてるとなると 引きこもりでコミュ障系な人が多い印象です
私はそれです
でも ホームページの会社紹介を見たり 面接で会うマネージャーさんたちを見たりしてると 明るくコミュ力がある感じで リア充?陽キャ?とか言われるタイプの人を感じます
そんな人が多いところで生きていけるのでしょうか(多分無理

また意識が高い人が多くて 書籍を購入して勉強だとか資格を取るとか聞きました
他にも業務時間内に勉強会に行ったり
中には発表したり開催してる人もいるとか
会社の中のごく一部の上位の人だけならともかく 中程度の人までそのレベルになると住む世界が違うと思うんです

プライベートの時間を趣味に使えないのはつらいので 仕事に楽しさを求めるのは諦めて楽さと緩さを求めたほうがいいのかなと思い始めてたり