◆ 廃止済みの assert キーワードを使うしかない現状

今年の 3 月末に Import Assertions が廃止され Import Attributes になりました
構文的には JSON や CSS をインポートするときの assert キーワードが with に変わるというものです
そろそろ with でも動くかなと試してみたのですが Chrome 119 時点だとまだ使えないようでした

import data from "./data.json" with { type: "json" }

with が使えるようにならないと 廃止が決まってるといっても assert を使うしか無いのですが まだそんなにかかるものなんでしょうか
現状では自力で fetch してパースや変換をしない限り JSON や CSS をインポートできないので いつか書き換えないとなぁと思いつつも assert を使っています
with が使えるようになるまでの間に assert の利用者が増える可能性もありそうです
廃止といっても Chrome から削除されるのは結構先の予定でしたがいつくらいなのでしょうか?

issue を見に行くとこんなのがありました
https://github.com/tc39/proposal-import-attributes/issues/135

V8 エンジンのパース処理で使用回数をカウントして 実際の使用量を調査してるようです
Chrome 119 時点の V8 11.9 のコードだとこんなのです
https://github.com/v8/v8/blob/11.9.172/src/parsing/parser.cc#L1402

今年の 6/1 ~ 8/1 が少し高めですがそれでもたった 0.0006%
100 万回ページを開いて 6 回使われてるページがある計算です
そこから徐々に下がって 11/1 では 0.0002% のようです

また Chrome の統計情報とは別に HTTP Archive のデータを使って その機能が使用されているサイトのサンプルの表示もしてるようです
見てみると……

import-assertion-urls

あれ?このブログが乗ってるのですけど?

まさかの 1 位?と混乱しましたが 冷静に見てみると文字列順にソートされているだけで使用率とは関係ないようでした
最近は多くのページが https になっているので http だと文字列順にしたときに最初の方に来やすいようです