Windows Sandbox 使ってみました
◆ 便利
◆ スナップショットは取れない
◆ 毎回入れるようなツールを入れた状態から始めれないのは不便
◆ スナップショットは取れない
◆ 毎回入れるようなツールを入れた状態から始めれないのは不便
Windows Sandbox は使えるようになったら使おうと思ってたのに忘れてて使ってなかったのでいまさらながら使ってみました
環境
Windows10 の 1903 でしたホストは 1909 なのでホストを元にしてるわけじゃなくて 専用のイメージを取ってきてるようです
言語設定が PC によって英語だったり日本語だったりします
ホスト PC はどっちも日本語なので原因はわからないです
インストールしたりダウンロードしたりしたものは サンドボックスアプリを閉じると全部消えます
閉じようとしたときに確認ダイアログが出るので 間違って✖ボタン押しても一応大丈夫です
リセット
毎回 完全に何も入ってない状態からになるので 毎回使うようなツールを入れる手間は発生しますそれらを入れた状態でスナップショットを取れると便利なのですがそういった機能はありませんでした
共通のセットアップ処理を bat などのコマンドベースで用意しておくと実行するだけなので便利そうです
クリップボードが共有で ファイルもフォルダもコピペできます
あまり大きくないなら standalone のランタイムをコピペするのもありかもしれません
権限
ソフトをインストールしようとして exe を実行したのに反応しませんでした特にエラーのダイアログが出たりもしません
権限不足かなと管理者権限のコマンドプロンプトから exe を実行すると無事インストーラが起動しました
普段 Windows では管理者権限ありユーザしか使ってないのですが 一般ユーザだとエラーも出ず何も起きないような挙動でしたっけ?
意外と不便です
ネットワーク
完全隔離だったりするのかなと思ったのですが サンドボックスからネットに繋がりますIP を調べてみると ホストの PC のネットワークとは別のネットワークにいました
Ethernet adapter イーサネット:
Connection-specific DNS Suffix . : mshome.net
Description . . . . . . . . . . . : Microsoft Hyper-V Network Adapter
Physical Address. . . . . . . . . : C8-27-CC-C2-37-5A
DHCP Enabled. . . . . . . . . . . : Yes
Autoconfiguration Enabled . . . . : Yes
Link-local IPv6 Address . . . . . : fe80::2568:f46f:a944:5681%6(Preferred)
IPv4 Address. . . . . . . . . . . : 192.168.166.155(Preferred)
Subnet Mask . . . . . . . . . . . : 255.255.255.240
Lease Obtained. . . . . . . . . . : Thursday, April 9, 2020 12:05:17 PM
Lease Expires . . . . . . . . . . : Friday, April 10, 2020 12:05:28 PM
Default Gateway . . . . . . . . . : 192.168.166.145
DHCP Server . . . . . . . . . . . : 192.168.166.145
DHCPv6 IAID . . . . . . . . . . . : 113780684
DHCPv6 Client DUID. . . . . . . . : 00-01-00-01-26-20-49-45-C8-27-CC-C2-37-5A
DNS Servers . . . . . . . . . . . : 192.168.166.145
NetBIOS over Tcpip. . . . . . . . : Enabled
192.168.166.155 です
ホストは 192.168.1.XXX のネットワークです
IP アドレス系は PC が違えば別のものでした
IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . .: 192.168.27.8(優先)
デフォルト ゲートウェイ . . . . . . .: 192.168.27.1
DHCP サーバー . . . . . . . . . . . .: 192.168.27.1
DNS サーバー. . . . . . . . . . . . .: 192.168.27.1
同じ PC でサンドボックスを閉じてリセットしてから再度作っても上の IP アドレスは一緒でした
唯一
Link-local IPv6 Address
だけは起動するたびに変わりました
サンドボックスを有効にしている Windows では コントロールパネルの「ネットワーク接続」に vEthernet (Default Switch) という Hyper-V Virtual Ethernet Adapter が追加されています
ここの詳細をみると IP アドレスが 192.168.166.145 でした
サンドボックスのネットワーク設定で Default Gateway になっていたものです
このアダプタが追加されたタイミングでサンドボックスのネットワーク設定も決まるみたいですね
またこのアダプタが設定される IP アドレスも共通じゃなくて PC ごとに違う(ランダム?)みたいです
通信
ホストとサンドボックス間の通信は IP 指定すれば可能ですホストにはサンドボックスのネットワークに接続するための設定があるので ホストからはアクセスできますが ホストと同じネットワークにいる別の PC からサンドボックスへはアクセスできません
ユーザ
サンドボックスを開くといきなりデスクトップが表示されますユーザを選んでログインするような画面はありません
自動でログインされるユーザの名前は WDAGUtilityAccount でした
設定の制限
サンドボックス環境は Windows のライセンスが認証されてない扱いのようです一部の設定は Windows がアクティベートされていないとかで変更できませんでした
終了
左下の Windows ボタンから電源アイコンを選ぶと 選択肢が特殊なものになっていますログオフやスリープはなくて 切断が選べます
リモート接続と同じモードみたいです
シャットダウンと再起動はありますが どっちを押してもサンドボックスが終了します
再起動はできません
サンドボックスアプリ的には強制切断された扱いでエラーのフィードバックを送信しますかって聞かれます
再起動できないのは予想どおりでしたが再起動要求されるものをインストールしたいときってどうすればいいんでしょうね