◆ 気にならない fedora は 3.0.2
◆ 遅いと感じる centos は 1.0.1
◆ 3.0 にしてみたけどあんまり変化を感じられなかった

基本的にデータは Windows に置いているので Linux から Windows のデータを見る形になっています
fedora と centos のサーバがあってどっちも Windows の共有フォルダをマウントしています

fedora からは特に遅いと感じないのですが centos から見るとなぜか遅いです
同じネットワークなのでネットワークの通信速度は関係ないはずです

原因がわからないので調べていると samba のバージョンという情報を見かけました
とりあえず cifs でマウントしてるだけでバージョンは気にしたことがなかったです

Windows の PowerShell のコマンドで接続されてるバージョンを見れます
PS C:\WINDOWS\system32> Get-SmbSession | Select ClientComputerName, ClientUserName, Dialect

ClientComputerName ClientUserName Dialect
------------------ -------------- -------
192.168.1.201 DESKTOP\SHARE 1.0.1 (centos7.4)
192.168.1.202 DESKTOP\share 3.0.2 (fedora27)

centos は 1.0.1 で fedora は 3.0.2 でした
バージョンが違いますね
1.0 は ほぼ初期のもので 3.0.2 は Windows 8.1 から使えるようになったものなのでかなり差がありそうです

マウントの設定ではバージョンを指定なんてしていないのですが fedora だと自動で使える最新版をつかってくれてるみたいです
Windows は 10 なので 3.11 でも良さそうですが Linux のほうが新バージョンに対応できてないことが多いらしいなので 3.0.2 なのかもしれません


マウントの設定は autofs で

[fedora]
win -fstype=cifs,nolock,iocharset=utf8,file_mode=0777,dir_mode=0777,username=share,password=share01 ://desktop/server

[centos]
win -fstype=cifs,nolock,iocharset=utf8,file_mode=0777,dir_mode=0777,username=share,password=share01,noperm ://desktop/co

となってました

centos 新しいバージョンを使うようにオプションで指定します
win -fstype=cifs,vers=3.0,nolock,iocharset=utf8,file_mode=0777,dir_mode=0777,username=share,password=share01,noperm ://desktop/co

3.0.2 にしようとしたのですが centos のバージョンだと未対応なようで 3.0.2 が unknown とエラーが出てマウント出来なかったので 3.0 にしました

これで 3.0 にはなったのですが……肝心の速度はあんまり大差なかったです
バージョンごと変更点を見てみても 基本は機能追加が多くて通信速度が何倍になったというのは聞かないですし速度面ではバージョン上げても効果ないのかもしれません