◆ Podman はデーモンが不要
◆ WSL は systemd がなくてサービスの起動が面倒な部分だったので楽になった

前の記事の続きです
AlmaLinux の WSL を見つけたので そっちに Docker を入れて使おうとしたら Ubuntu より面倒でした

RHEL 系なら別のコンテナツールもあるのでそっちを試してみるとすごく簡単に使えました
リポジトリを追加しなくても dnf でインストールできます

sudo dnf install podman

Podman はデーモンがないタイプのツールらしく Docker のようなサービスの起動とかが不要です
WSL ではサービスの起動が面倒になるところなのですごく助かります

ただし iptables の問題はこっちでもあるので iptables-legacy に切り替える必要があります

sudo dnf install epel-release
sudo dnf install iptables-legacy
sudo update-alternatives --set iptables /usr/sbin/iptables-legacy

これでもうコンテナを起動できます
iptables の切り替え設定は一度のみでいいので WSL を起動するたびに実行するコマンドはありません
Ubuntu のときは毎回 service コマンドで dockerd を起動する必要がありましたがそれすら不要です

[wsl@WINPC10:~]$ sudo podman run -it fedora
[root@a73f085685cc /]# cat /etc/fedora-release
Fedora release 36 (Thirty Six)

コマンドの使い方は docker と互換性があって alias で docker に置き換えてもいいくらいのようです
追加で使い方を調べず使えるのもいいところですね

どうせなら Ubuntu でも使えたらいいなと思って試そうとしたのですが Ubuntu 20.04 で apt で検索しても出てきませんでした
ググると apt でインストールしてるコマンドを見かけるので 22.04 だとあるのかもしれません