◆ Untitled のファイルがあるとそのウィンドウを閉じれない
  ◆ 名前を付けて保存するか保存せずに破棄か選ばないといけない
◆ 設定から HotExit を onExitAndWindowClose にするとセッションを保持してウィンドウを閉じれる

一時ファイルは名前をつけて保存したくない

VSCode でフォルダを開いて作業しているとき そのフォルダでの作業に関連する一時メモみたいなのを書きたいことがあります
そういうときは Ctrl-N で新規ファイルを開いてそこに書いています
ファイルとして保存するほどではないので 保存はせず Untitled-XXX というタイトルのままです
これでも VSCode では内部的にはファイルに保存されています
PC や VSCode が落ちても保存されていて次回起動時には復元されます
そういうこともあって 一時的なメモなどであれば あえて名前を付けて保存する必要がありません
その結果 VSCode 上でファイルに保存しない Untitled ファイルが多数存在しています

ウィンドウが閉じれない

この方法には問題があって ウィンドウを閉じようとすると 未保存のファイルがあります という警告が出ます
このダイアログでは 名前をつけて保存するか 保存せずにファイルを破棄するか ウィンドウを閉じるのをキャンセルするかを選べます
Untitled ファイルのまま保持してウィンドウを閉じることができません

このせいで 別のフォルダを開きたいときには 閉じずに新しくウィンドウを開くことになり ウィンドウがどんどん増えていきます
使わないのに閉じられないから開いたままというのは気持ち悪いですし メモリ的にも負担になります

全ウィンドウを閉じるのであれば メニューバーの 「File > Exit」 を選べば 未保存の警告を出さずに終了可能です
ですが 次回の起動時には閉じた全部のウィンドウが開きます
未保存のファイルがある限り ウィンドウを閉じれないままです

これまでは作業フォルダ内に tmp みたいなフォルダを用意して Untitled ファイルを保存してから閉じるという方法で対処していました
しかし この方法は面倒で不満が多いです
Exit からの終了だと 警告をスキップできる以上 そういう仕組みはあるはずで どうにかする方法があるんじゃないかと思って調べてました

解決策

設定に 「Files: Hot Exit」 という項目があります
設定画面の検索に hot と打てば出てくるはずです

説明はこうなってます

Controls whether unsaved files are remembered between sessions, allowing the save prompt when exiting the editor to be skipped.

未保存のファイルがセッション間で記憶されるかを制御し エディタ終了時の保存のプロンプトをスキップ可能にする
のだそうです

まさにコレですね

デフォルト値は onExit です
だから 「File > Exit」 のときはダイアログが出ずに終了できていたのですね

ウィンドウを閉じれるようにするには onExitAndWindowClose を選択すれば良いです
これにすると ウィンドウ右上の×ボタンで閉じるときもダイアログが出なくなりました