◆ master 実行時のコマンドラインオプションが worker の実行へ引き継がれる
  ◆ --inspect も master の実行についてれば worker にもついてる
◆ cluster を使用する場合はポート番号が worker ごとにインクリメントされる
  ◆ setupMaster の inspectPort で変更可能
  ◆ インクリメントは cluster 側の機能だから 複数の shell で node --inspect を実行するとデフォルトポートの 9229 が使用中でエラー

cluster を使うと マルチプロセスになるので --inspect をつけて実行したときってどうなるんだろうと思ったので試してみました

結果は単純にポート番号が連番になるというものでした

cluster の worker プロセスは設定をしなければ master プロセスと同じ引数で実行されます
--inspect オプションも全ての worker プロセスに引き継がれます
その時ポートを指定しない場合はデフォルトの 9229 から連番で増えていきます

次のコードを実行してみます

const c = require("cluster")

if (c.isMaster) {
c.fork()
c.fork()
} else {
let i = 0
setInterval(() => {
debugger
i++
}, 3000)
}

node --inspect a.js
Debugger listening on ws://127.0.0.1:9229/816ddc10-99ee-4b68-a830-29c1a3a7aea1
For help, see: https://nodejs.org/en/docs/inspector
Debugger listening on ws://127.0.0.1:9230/7e22b121-4515-45a8-b6df-cb6bf1ae6001
For help, see: https://nodejs.org/en/docs/inspector
Debugger listening on ws://127.0.0.1:9231/f7b46a9a-bd57-433e-b3f1-1630dcbb3b71
For help, see: https://nodejs.org/en/docs/inspector

あとは Chrome の 「chrome://inspect/#devices」 ページで debugger をアタッチしたいプロセスを選ぶだけです
ただし デフォルトでは検索するポートが 9222 と 9229 だけになっています
「Configure...」 ボタンを押して表示されるダイアログに

localhost:9222
localhost:9229

が最初から用意されているので 9230 などのポートを追加します

デバッグ時は worker プロセスがいっぱいあるとどれで実行されてるかわからず扱いづらかったりするので worker プロセスを 1 つだけにして 9230 ポートだけ設定に追加すればいいと思います

ところで このポートが連番で増えるのは cluster を使ったときだけです
完全に独立したコマンドの実行で --inspect をつけた Node.js プロセスを複数起動しようとしても 9229 ポートは使用中だというエラーが出て実行できません
cluster を使ったときには worker の debugger 接続用のポートを指定でき そのデフォルト挙動がポート番号のインクリメントになっています
cluster.setupMaster の設定変更でポート番号を指定することも可能です