◆ 検索が信用できない
  ◆ あるのに見つからない部分が結構多かった
  ◆ ノートアプリで検索が使えないのは致命的
◆ エクスポートが MS フォーマットだけ
  ◆ word や PDF/XPS や mht
  ◆ mht は Chrome だとちゃんと表示できないので IE 必須
  ◆ 移行に使えない

OneNote に移行した

以前から Evernote を移行したいと言っていたのですがやっと終わりました
Evernote を通してファイル共有するしかない部分だけをウェブ版 Evernote で行って それ以外の普段のノート類は脱 Evernote しました
ウェブ版なら困らされていた多くのバグが起きませんし ときどきしかないファイル共有で開く程度ならウェブ版でも十分です

結局 以前作った移行用の wysiwyg エディタは使ってません
考えてみたらノートのほとんどって書き換えることはないものです
ブログの記事みたいに書いたらあとは見直すことがあるかもくらいです
編集することがあるとしたら削除するくらいです

そう考えたら何でもいい気がしたのでとりあえず移行ツールも用意されていた OneNote にしました

OneNote の既知だった問題点

OneNote は基本的には高機能なのですが紙のノートを意識しすぎた問題があります
Evernote など多くのノートアプリのようにテキストだけで管理してくれません
Office やペイントツールでテキストボックスを配置するようなもので 場所情報も必要です
ウェブページでいうなら p タグ並べるだけでいいのに 全部 position:absolute で left と top の指定が必要という感じです

適当に配置すると あとから見たときにテキストボックスが画面外にいて気づけなかったりします
せめて横幅を 1000px 程度に制限したいのですが それだと用意サイズの指定になって縦方向も制限ができます
1 ページで縦長に書いていきたい場合は不便です

こういうのがあるので OneNote は紙のノートのように適当に一時的なことを書いて終わったらすぐ捨てる(消す)ような使い方しかしてませんでした

ただ 移行したものなら自動で左上の最初に見える部分にひとつのテキストボックスでまとまりますし さらに更新予定もないならこれでいいかなと OneNote にしました

移行すると

移行してみると 基本的にはいい感じです
元が単純なテキストベースなので崩れもほとんどないです

水平線やコードブロックがないので一部 Evernote のほうが見やすかったところもあります
それでも改行が消えるみたいな読めなくなるレベルではないのでとりあえずおっけいです

特に私の場合は 「消してしまうのはもったいない」くらいの気持ちで移行するだけで 8 割以上のノートは今後一度も必要にならないようなデータですから 見れればいいかという気持ちです

新しく気づいた問題点

古いデータも OneNote に移行してきたので 新しいメモも OneNote にしてみようかと OneNote を常駐させて使うようにしていました
ある程度使ってると新しい問題点に気づきました

検索が信用できない

これはかなり重大です
これまでも検索機能を使っていて 検索したワードの場所の一覧とハイライトがされていましたし 今のページに限らずセクションやノート全体から探せて便利な検索だと思っていました

しかし 一部しか検索にヒットしません
検索条件に一致するのに見つからないものが存在します

あるとき 検索したのにハイライトされてない部分を見つけました
前後の文字も含めて全く同じテキストなのにハイライトされるのとされないのがあります
ヒット件数を見ても含まれていませんでした

英単語で単語単位の検索というならまだわかりますが日本語です
前後の文も一緒なので単語区切りにして区切られ方が違うというのも考えづらいです

調べてみると昔からある有名な OneNote の問題みたいです
それが今でも直ってないとなると今後も改善の可能性は薄そうです

ノートアプリって検索はかなり重要な機能だと思います
ページが増えてくるとどこかで書いたけどどこかを覚えていないことはよくあります
それを全体から高速で検索できるのが利点なのにそれが使えないのは重大な欠陥です

また なにかの作業に対して終わったものをメモする使い方もあります
検索してヒットしたら完了済みと考えて使ってる場合に 確認の為に検索してヒットしたりしなかったりするのでは使い物になりません

さっそく他のに移行したくなりました
OneNote はテキスト検索を必要としない タッチ操作やペンで書いた手書き専用メモ帳として使うのがベストかもしれません

エクスポート

移行するならエクスポートが必要ですがエクスポートフォーマットを見ると使えるものがありません

  • Word ファイル
  • PDF / XPS
  • mht

これだけです

Word の .doc や .docx に変換しても特に使いみちがありません
これは OneNote 自体が Office の一部なので互換性があるからでしょう
パワポのほうが近いと思いますけど

PDF/XPS は印刷したり誰かに見てもらう形式としてはいいかもしれません
ですが編集できないバイナリファイルなので移行用には使えません

残る mht は HTML でリソースファイルを含めて単一ファイル化したものです
一見良さげですが IE 専用の Microsoft 独自規格です
Firefox では開けずダウンロード対象になります
Chrome では開けますが文字化けがひどくて見れたものじゃないです
文字コードの違いならまだしも 半角文字だけのところで文字化けになって一部のテキストが消えてたりするのでフォーマットとして対応してないのでしょう

というわけで OneNote は他のノートアプリに移行できるフォーマットでエクスポートはできません
外部ツールへの移行を許さないなんてさすが MS
複数のエクスポートフォーマットに対応してると言っても PDF 以外全部 Microsoft の規格です

ただのテキストと違ってスタイル付きなのに加えて位置情報もあるテキストボックスという特殊な作りな以上 仕方ない部分もありますが標準の HTML5 エクスポートくらいさせてほしいものです

一応 mht から変換できないかとも考えました
mht はテキストファイルで中身を見れます
画像ファイルがあったり複数のファイルになる場合は form で送信するような multipart 形式になってます
HTML 部分を見てみると xml のネームスペースがあったり 「=」 のあとに 「3D」 というテキストがついてたり行末に不要そうな 「=」 がついていたりそのままでは HTML としてパースできません
3D は最初 3 次元?とか思ったのですが Quoted printable フォーマットみたいです
単純に HTML を取り出すのは難しそうです

1 ページだけならコピペで保存できます
OneNote の画面でページ全体をコピーして ブラウザで contenteditable のページを開いて貼り付ければスタイルを保持して貼り付けできます
このページを HTML として保存すれば HTML 形式で保存できます

contenteditable のページ例

<!doctype html>
<html contenteditable></html>

直接上のページのプレビューでやると画像が file スキームになって取得できないので壊れて表示されます

このコピペ作業を 1 ページ 1 ページ全部のページでやるのは流石にやってられないです
まとめてやるならやっぱり mht ファイルを変換するしかなさそうです

移行先

考えてみるとエクスポートしたところで結局移行先が決まってないんですよね
この移行の面倒さを考えるといつ終わるかわからないマイナーサービスにはしたくないです

Evernote も OneNote もダメだったので残るは GoogleKeep でしょうか
でも GoogleKeep はノートと言うより付箋です
文章として保存しておく向けではないです
なので見た目の調整に使える機能も限られてます

他に大きめなサービスでこれというのも思いつきませんしやっぱり自作 wysiwyg エディタにしておくのが良いのかもしれないです