◆ コピーを考えるとメソッドのほうがいい
◆ 使う側の書きやすさ的には getter/setter
◆ 内部実装を知らないなら ただのプロパティ間隔で getter/setter に何度もアクセスする可能性
  ◆ 処理によっては重くなる場合も

getter/setter にするかメソッドにするか

WebCompoent でクラスを使ったりすると getter/setter を使う機会が増えてきました
これまでは ほぼ使うことがなくて

const value {
get () {}
set (value) {}
}

の記法があることを ES2015 のタイミングで知ったくらいです
ES2015 の機能だと思ったら ES5 でした
ES5 なので IE11 でも変換不要で動きます

Object.defineProperty とか __defineGetter__ みたいな特殊な方法でしか使えないものと思っていて あまり使いたくなかった というのと楽な記法を知ってもそれまでなくて困ったことがないので結局使わずじまいでした

そんなだったのですが いざ使うことが増えてくると 逆に迷うケースもけっこうあります
getter/setter にすべきか メソッドにすべきか です

const x = {
_active: false,
getActive() { return this._active }
setActive(value) { this._active = value }
}
x.setActive(true)
console.log(x.getActive())

const y = {
_active: false,
get active() { return this._active }
set active(value) { this._active = value }
}
y.active = true
console.log(y.active)

x がメソッドで y が getter/setter です
定義する側はどっちも似たようなものですが 使う側が結構違います

どっちがいいの

使う側だけで言えば getter/setter のほうが使いやすいです
関数呼び出しにして () を付ける必要もないですし get と set のプレフィックスが不要です
プレフィックスについては名前の付け方の話なので active というメソッドを引数で分岐して 引数がないなら get で あるなら set という作りも出来はしますが わかりやすいと思わないのでやりたくないです
jQuery メソッドにはこういうのがありましたが 個人的に嫌いです

ただ getter/setter にもデメリットがあって Object.assign などのコピーで問題がおきます
値としてコピーされるので コピー先で getter/setter メソッドは実行されません
メソッドの場合はそのままメソッドがコピーされるので問題ありません
クラスのインスタンスみたいなものの場合は基本コピーしないので getter/setter でよさそうですが 通常のオブジェクトの場合はコピーすることも少なくないので メソッドのほうが良いかもです

また getter/setter の場合は見た目的にただのプロパティアクセスと同じです
なにかの処理が同時に行われてるということがわかりづらいです
使う側では知る必要がなくて隠蔽できてる方が良いとも言えますが パフォーマンスの問題につながる場合もあります
数回程度なら問題なくても多くなると目に見えて遅くなる程度の処理をする場合もあります
使う側がプロパティを直接アクセスして読み書きすると考えてれば必要以上にアクセスされることもありえます
わざわざ変数にキャッシュしたり 変更があるかをチェックしてから必要なら代入する という処理を作るのも面倒なのでループ中で直接毎回アクセスして数百や数万回とかは十分にありえます
でも getXXX や setXXX みたいなメソッドになってるとなにかの処理が入ってると思うので プロパティに比べて不要な実行は減らそうと思えます
そういう意味ではなにかの処理をするのにプロパティと同じように思われてしまう getter/setter はよくない気もします

そういう問題を減らすために setter の処理を非同期にして遅延した 1 度のみ実行するというものもあります
ですが それだと setter の直後では更新されていない問題もあって使う側に非同期で処理されるということを知ってもらわないといけなくなります

こういう余計な考えることを減らすためにもプロパティアクセスは追加の処理は無しにして なにかするならメソッドでいいかもしれません