◆ パフォーマンスの都合で昔から使いづらい方法を使わないといけない なんてことがなくなってほしい

Chrome のみで作ってると新しい機能を色々使って便利なのですが パフォーマンス面では良いとは限らないなと思いました
ES2015 以降の機能だと これまで JavaScript で自力でやっていた部分が組み込みで実装されてる機能になるのでパフォーマンス面でも良くなることが多いと思います

ですが CSS の flexbox/grid などはけっこう重いです
IE 対応のために float とかで頑張ってたものを今風に作り直してみたら前のほうが早かったりします
無限スクロールとか重くなってくるページだと 要素追加時の待ち時間の違いが顕著です
もしかして flexbox/grid が原因かなと devtools で外してみるとかなり早くなりました
rendering の部分が遅いようで 全部再計算されてそうな感じがします
追加した要素の高さが 100px ならそれ以降は全部 100px 下にずらすだけでいいのに それだけで済んでなさそうです
機能が追加されてそこまで経っていないので内部的な最適化が昔からある機能より進んでいないのかもしれません

WebComponents では ShadowDOM など便利な機能が使えるようになりますが これまでではできなかったことができるようになっている分 内部的な処理も増えてます
要素を作っただけでアップグレード処理や定義したコンストラクタが実行されたりしますし スタイルは同じでも各要素ごとに同じ style タグを書くので DOM も重くなります

標準機能に限らずライブラリ系でも 最近多いフレームワークではフレームワークというだけあって内部で色々やっているので JavaScript で直接イベントが起きたらその部分だけ直接書き換えるという処理に比べたら何倍も遅くなります

使いやすくなる分パフォーマンスが落ちるのは仕方ないとは思うのですが 既存のものが結構ギリギリ許容範囲だと新しい機能に置き換えたら目に見えて重くなることもあって置き換えづらいところでもあるのですよね
今の Chrome で重いなんてページ側の問題としか言えない気もするのですが 「今と同じで」 かつ 「重くなったらダメ」 なんて条件がつくと困るところです