◆ ゲストがLinuxだとKernelアップデートのたびに再インストールが必要です
◆ Kernelアップデートで機能が使えなくなるときがあります 

GuestAdditions

VirtualBoxで VMを使ってると GuestAdditions を入れておくと便利です

テキストのコピペやフォルダ共有ができます
他にも ウィンドウサイズを変更できたりマウスカーソルをVM内から出すときに苦労しなくて済むようになったり一度使うと必須になるツールです
まだいくつか機能はあったと思いますが 普通に使っていれば関係するのはたぶんこれくらい

インストールも簡単
VirtualBoxの設定で CDのイメージをVMに入れることができるので その中にある各OS用のインストーラを実行するだけです

LinuxでCUIインストールだとCDのmountが面倒なんですが あえてCUI入れるくらいの人ならググらずにmountくらいできますよね
私は 毎回コマンドググるほどなので再インストール に備えてスクリプトを……

使いづらい所

そんな便利なツールなんですけど 使いづらいところもあるんです

Kernelのアップデートごとに再インストール

ゲスト側に Linux で使ってるとOS再起動したら突然フォルダやクリップボードの共有ができなくなります
コレで困ることが多いんですけど 原因はKernelのアップデートみたいです

fedora みたいな新しいのをとりあえず入れる ディストリビューションだとKernelアップデートなんてしょっちゅうあるものです
そのたびに GuestAdditions が使えなくなるので再インストールが必要です

GuestAdditions が使えなくなっているかはVirtualBoxのウィンドウのメニューバーで
仮想マシン > セッション情報
と選べば出てくるセッション情報に GuestAdditions のバージョンがあるのでここにバージョンがでていなければ 再インストールしてみるとよいです

最初は本当に困って 苦労したんですが 一度Kernelアップデートしたら GuestAdditions の再インストールが必要ってわかると 冷静に 「そういえば アップデートにKernel含まれてたっけ 再インストしよ」ってなります

クリップボード共有はテキストだけ

ホスト:Windows
ゲスト:Linux
でしか確認してないですけど クリップボード共有はテキストデータだけで ファイルのコピペやドラッグアンドドロップでコピーすることはできません

VMPlayerならけっこう前から出来た記憶があるのですが いまだにVirtualBoxでは対応してくれないみたいです

再インストール時のビルドで失敗することがある

インストールしてるときのログを見ていると モジュールごとにビルドしてるみたいです

で ときどき NG とかでるわけです

最近 共有フォルダが使えなくって 確認したら GuestAdditions が検出されていなかったので 再インストールしたら 共有フォルダだけエラーで GuestAdditions は検出されているのに共有フォルダだけ使えませんでした

その前は インストール時のメッセージまでみてなかったんですが ウィンドウのサイズを変えると画面の背景が真っ暗になって 起動していたウィンドウのソフトしか使えなくなりました

安定してない Kernel を気にせず全部 dnf update なんてしてることが悪いといえば悪いですけど